こんばんは.最近の投稿がすべて"カオス"でカオスですが,再びロジスティック写像です.今回は小ネタ.
・不変測度
不変測度は,かなりいい加減な説明をすると,xに対しf(x)を繰り返し適用していって,関数の値がどのくらいの割合で分布しているかみたいなものです.以前にも可視化したものを投稿しましたが.
ロジスティック写像f(x)=ax(1-x)に対しての不変測度は,例えばa=3.7の時は,下のようになります.
Fig.1
xの範囲は[0,1]です.
で,これを動画にしてみると,下の様になります.
この動画は,映像作品としてはあまり面白くないようです.ロジスティック写像マニアの方なら面白いかも知れませんが.
10分間じーっと見ていてくれた方はお疲れ様です.
・カントル集合
f(x)=ax(1-x)において,a>4の時は,ほとんどのxは-∞に発散します.発散しないxの集合をΛとした時,Λはカントル集合なのだそうです(詳しいことは省きます).で,aを変化させていき,xの発散速度に応じて色付けをしてみるとこんな感じになります.
Fig.2
aの範囲は[4,2+√5](下から上),xの範囲は[0,1]です.黒くになるにつれて,発散が遅いことを示します.黒い線がいくつか見えますが,これがΛに入るらしいです.
今回は1次元的な画像でしたので,あまり面白みがなかったかも知れません.
2009年4月16日木曜日
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