2009年3月14日土曜日

カオス #9 IFS

こんばんは.今日は円周率の日です.
今回はIFSの一部を.
IFS(Iterated function system)は反復関数系のことで,フラクタルの一種です.
図的に言うならば,ある初期座標(x0, y0)に対し,関数系から無作為に
関数を選択し適用,この動作を反復して該当する座標にプロットしていきます.(畑政義写像も反復関数形に属するのかも知れないです.)

今回は,反復関数系の中から,2つ試してみます.

・シダ
初期座標を(x0=0, y0=0)とし,以下に示す4つの座標変換のうち一つを選択し,反復適用していきます.Pは選択される確率です.

xn+1=0
yn+1=0.16yn
P1=1%
xn+1=0.2xn-0.26yn
yn+1=0.23xn+0.22yn+1.6
P2=7%
xn+1=-0.15xn+0.28yn
yn+1=0.26xn+0.24yn+0.44
P3=7%
xn+1=0.85xn+0.04yn
yn+1=-0.04xn+0.85yn+1.6
P4=85%


Fig.1 Fern IFS

ついでに下の参考文献に載っていたように,選ばれた関数ごとに色付けしてみました.


Fig.2 Fern IFS(Color)

定数パラメータを変えると,違った“シダ”も見れるようです.

・アンモナイト
xn+1=-0.289993xn-0.001347yn+0.593333
yn+1=0.001986xn-0.196662yn-0.32
P1=0.06124
xn+1=-0.073058xn-0.024834yn+0.793333
yn+1=-0.006353xn+0.285589yn-0.056667
P2=0.022236
xn+1=0.939186xn-0.218787yn-0.046667
yn+1=0.214337xn+0.958685yn+0.01
P3=0.916524;


Fig.3 Ammonite IFS


Fig.4 Ammonite IFS
こちらの配色の方がいいかも.


Fig.5 Ammonite IFS(Color)

非常に綺麗な画像が生成されました.

参考文献

Wikipediaの執筆者たち.“反復関数系”.<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%BE%A9%E9%96%A2%E6%95%B0%E7%B3%BB>.Wikipedia.(参照2009年3月1日)

吉本稔.“Chaos Room”.<http://www.be.kagoshima-u.ac.jp/~yoshimoto-lab/makechaos.html>.吉本研究室.(参照2009年2月22日)

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