今回は,積分の近似計算について.
フレネル積分
フレネル積分は以下のように定義されています.
残念なことに,この積分は初等関数で表すことは出来ないようです.
というわけで近似計算.
↑では,
1.三角関数をマクローリン展開
2.項毎に積分
を行い,無限級数の形で解を出しています.
では,この級数のグラフを示しましょう.
Fig.1 Fresnel(cos)
Fig.2 Fresnel(sin)
第n項までの和のグラフを表示しています(nは1から40近くまで取ってあります).
この級数展開の問題は,tを大きくすると,より多くの項を計算に入れないといけないという点にあります.
実際,nを大きく取っても,tの値を大きくすると直ぐに発散してしまいます.
Fig.3 Fresnel
x(t)とy(t)をxy平面にプロットすると,上のような螺旋模様が描かれます.
Fig.4
発散した時の図,アヴァンギャルドな感じが楽しめます..
先に述べた問題が発生しない,他の近似計算法も沢山あるのですが,それは次回以降…
2009年8月22日土曜日
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