今回は,畑政義写像です.最近知りました.
畑政義写像
この写像は,以下の写像で定義されています.
f1(z)=az+bz~
f2(z)=c(z-1)+d(z~-1)+1
(z=x+yi => z~=x-yi)
この写像に対して適当な初期値z0をとり,
zn+1=f1(zn), f2(zn)
を計算していきます.
f1,f2はぱっと見は割と簡単な写像ですが,組み合わせることにより,非常に複雑になるようです.
実際に計算し,z=x+yiをプロットしたものを以下に示します.単にプロットしただけでは,あまり面白みがないので,密度による色付けをしました.
Fig.1 a=0.7+0.2i,b=0.0,c=0.0,d=2/3,z0=1.0
葉っぱみたいです.下の参考文献を参考にしたのですが,予想以上に綺麗なものが出来ました.
Fig.2 a=0.0,b=0.45+0.5i,c=0.0,d=0.45-0.5i,z0=1.0
面白い幾何学模様です.この図形の次元は約1.736だそうです(参考文献参照).
パラメータが非常に多いので,色々模索する価値がありそうです.
参考文献
芹沢 浩.“2.畑政義の写像によるフラクタル図形”.<http://www001.upp.so-net.ne.jp/seri-cf/gallery/f09.html内>.カオス&フラクタル紀行.(参照2009年2月19日)
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