パイこね変換は以下のような2変数写像です.
φ(x, y)
=(2x, 1/2y) (0≦x≦1/2)
=(2x-1, 1/2(y+1)) (1/2<x≦1)
パイを作る時の材料をこねる操作と同じなので,こんな名前が付いています.
実際に「こね」てみましょう.
Fig.1が
Fig.1
ではφ(x, y)を一回適用してみましょう.
Fig.2
伸ばして重ねます.これを繰り返し適用すると,以下の様になっていきます.
Fig.3
Fig.4
Fig.5
Fig.6
もはや原型を留めていません.ついでに計算精度の限界も来ています.
この写像の特徴は,初期値鋭敏性(初期値が極僅か違うだけでも,写像を繰り返し適用すると,その差は広がり全く違う道程となる)を持つという点です.
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