2009年10月25日日曜日

カオス #25 パイこね変換

今日はパイこね変換です,変な意味はありません.

パイこね変換は以下のような2変数写像です.

φ(x, y)
=(2x, 1/2y) (0≦x≦1/2)
=(2x-1, 1/2(y+1)) (1/2<x≦1)

パイを作る時の材料をこねる操作と同じなので,こんな名前が付いています.
実際に「こね」てみましょう.

Fig.1が生贄サンプル画像です.ファックス!!ファックス!!


Fig.1

ではφ(x, y)を一回適用してみましょう.


Fig.2

伸ばして重ねます.これを繰り返し適用すると,以下の様になっていきます.


Fig.3


Fig.4


Fig.5


Fig.6

もはや原型を留めていません.ついでに計算精度の限界も来ています.

この写像の特徴は,初期値鋭敏性(初期値が極僅か違うだけでも,写像を繰り返し適用すると,その差は広がり全く違う道程となる)を持つという点です.

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